写真展のお知らせ

2013.7.12 Fri

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宣伝用のキービジュアルを担当したドキュメンタリー映画『ちいさな、あかり』の一般公開が7/20より静岡シネギャラリーで始まります。(8/16まで)
それと同時に写真展を開催することになりました。映画のキービジュアルを始め、その時に撮影した大沢の風景や人々の写真を中心に構成しました。場所は静岡ですが、お近くの方はぜひ足をお運びください。


以下写真展のあいさつ文です。

写真展「ある日の大沢」
ドキュメンタリー映画『ちいさな、あかり』の最後の一日
期間:7/20〜8/16
場所:サールナートホール静岡シネギャラリー1Fロビー

ドキュメンタリー映画『ちいさな、あかり』のキービジュアルの写真を撮ってほしい、という依頼がこの映画を企画した友人の伊澤さんからありました。それでこの映画の舞台となっている静岡市の大沢地区を訪れたのが4月後半。撮影前日にお茶農家に泊めていただき、翌日大沢の皆さんの集合写真を撮るのが今回の仕事です。それ以外は自由に撮影が出来る時間があったので、集落を歩きながら出会った人々や風景を撮影しました。
その日はちょうど映画のクランクアップの日でもあり、最後の撮影をする監督たちの姿も写真に収めることが出来ました。あいにくの小雨混じりの天気でしたが、それが逆に大沢の風景にしっとりとした深い色味を加えてくれました。

一泊二日の短い時間でしたが、東京で過ごす時間とは全く違い、僕の体の中の時計がぜんまい式の振り子時計になったような気がしました。
何もかもがゆっくりで、少しづつなのです。時間も、風景や人の動きも。

僕たちは一気に何かが変わることが好きです。そして新しくなることも。同時にそれはいいことだと思ってきました。イノベーションとかニューモデル、革新的という言葉も好きでした。しかし、自分の中を駆け抜けていく時間の進み具合をちょっと変えてみることで、違った何かが見えてくるはずです。

わずか一日の撮影とは言え、大沢に滞在し、そこの風景やそこで暮らしている人々を写真に撮ってみて思うのは、この集落はきっと少しづつ変わってきたのだな、ということでした。この少しづつ、ということがいいと思いました。一気に変わったものはまた一気に変わってしまいます。しかし、ゆっくりと時間をかけて変わったものはそう簡単に変わらないと思うのです。

この『ちいさな、あかり』という灯火が、決して一気にではなく、少しづつ日本に広がっていくことを願っています

カメラマン 島 隆志