12月の壁紙

2011.11.30 Wed

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今年も残すところあと1ヶ月。壁紙は途中何ヶ月かお休みしましたが、何とか12月までアップ出来ました。しかし、やはりこの不況下で島製作所も厳しい経営を強いられ、余裕のない状況が続いています。壁紙を作ること、そして続けることは私たちにとってはいろいろ意味のあることでしたが、ここでちょっとお休みしようと思います。その分のエネルギーを新しいことに使いたいと思っています。例えば、更新が出来ないでいるSABismの商品を1点でも多く作りたい。また、現在企画中の写真教室など。また余裕が出来たら今よりもグレードアップして?再開したいと思っています。ちょっと余裕が出来た時に不定期にアップすることはあるかもしれません。ということで今年最後の壁紙の被写体の紹介です。


landscapeは9月に沖縄で撮影した、定番となった錆びたトタンと朽ちたベニヤが織りなす風景は下手なアートよりおもしろい。やはり錆びたトタンは見つけた途端にシャッターを押している…。

image-01の錆びシリーズはネットの古道具屋で購入した錆びた三輪車。サドルはこの頃は当たり前だったのだろうが、今となっては贅沢と思える革製。その全体のフォルムは無駄が無く美しい。僕はさすがに乗れないが、子供が乗ればちゃんと動くだろう。これに乗っていた子は今ではもしかしたら僕よりも年配の人かもしれない。しかし、タイヤのゴムは固くやせ細り、フレームは錆びてはいるものの、その姿形はずっと子供のままである。

image-02の引き出しシリーズは友人の、グラフィックデザイナーから花屋さんになった平塚君からもらったギンネムという植物。葉っぱのような薄い鞘の中に小さな種がきれいに並んで入っている。平塚君はうちの事務所の面接で知り合い、結果不採用ではあったが、人間的に興味があり、それを機会に付き合い始めた。その後花屋をやることを決め、今月めでたく蒲田に店をオープンした。お祝いに店の撮影に行った時にSABismな被写体だったのでお礼にいただいた。若い夫婦が始めた小さな店だが、下町に咲く、あったい感じがする一輪の花屋である。

calendar-01の今月の被写体は陶芸用の土の上で撮影した壊れた目覚まし時計。12月は時計の針がいつもよりちょっとだけ早く進む。と思う。背景で使っている陶芸用の土の繊細な表情が好きで、カメラマンになった頃、その上でいろいろなものを撮影した。それが功を奏して、その土に馬の蹄鉄の跡を印した写真を使って、今年の夏にJRAのポスターのコンペに勝った。が、しかし、それからコンペ3連敗。そろそろ次は勝ちたい…。

calendar-02のカルタシリーズの今月の言葉は「without fail」=「きっと」。よく使う言葉に「いつか、きっと」という言い方があるが、「いつか、きっと」はきっとない。というのが僕の持論。「いつか、きっと」と思っているうちは本気じゃないことが多い。