10月の壁紙

2010.10.02 Sat

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▲紙シリーズで使った紙の箱のふたの裏側。


10月の壁紙をアップしました。以下各シリーズの被写体の紹介。

LANDSCAPEは文京区千石の坂道沿いにあった古いアパート。冬の午後の日差しがアパートの壁の古さを美しく変える。

IMAGE-01は僕の伯父(と言っても生まれた時に既に死んでいたので会ったことはない)が使っていた鉱物標本。実家の押し入れから発掘したもの。鉱物標本は英語でMineral specimens。ミネラルウォーターのミネラルは鉱物を意味していたのだ。ミネラルというとなんとなく体にいい柔らかなイメージがあるが、正確には無機質結晶質物質というらしい。当たり前のように毎日飲んでいるミネラルウォーターだが、その源泉のある地域は飲料メーカーの多量の摂取の為に、水の枯渇や地盤沈下が問題になっている。体にいいとは言ってもやはり地元の水をうまく処理して飲むのが一番いいのだ。地産地消は水も同じだ。たまには水道水を飲んでみるのもいい?

IMAGE-02の花シリーズはその朽ち方がフォトジェニックな百合の花。派手な花ほど、その朽ちる姿はエロティックでもある。

CALENDAR-01の紙シリーズは先月、gallery yamahonでのデザイナーの山口さんの展覧会に行った時に購入した山口さんがコレクションしていた古い紙の箱のひとつ。箱の表面は紙がただれた状態になっていて、そのマチエールに惹かれて購入した。10センチにも満たない小さな箱だが、その中にはこれもまた小さな雲形定規がきっちりと収められている。実際に使うモノなのか、まるでミニチュアのようなかわいい小ささだ。「箱」はその中に一体何が入っているかを想像させる妙な魅力がある。

CALENDAR-02の教科書シリーズは度々登場する古い時計の部品。昔の時計の部品はみな機械的な機能を満たす為に産まれたものだが、デジタルを見慣れた目で見ると、その生真面目とも思える形は有機的でユーモラスにも見える。

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