工事記録写真集

2010.9.15 Wed

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▲春に始まった打ち合わせから約半年、やっと完成した「京急蒲田駅付近連続立体事業記録写真集」。裏表紙からは技術資料という構成にしたので、二つの顔を持つことになった。

以前、「日々、断片」でも撮影時の様子を紹介した京急蒲田駅付近の連続立体化工事の記録写真集が出来上がり、今日代理店から刷り上がりが届いた。単発の仕事としたらかなり長い仕事で島製作所のライフワークのような感じで日々こつこつと作業を進めてきた。いろいろな苦労もあったが、こうやって形になってみると非常に充実感のある仕事だった。
あらためて紙の仕事の魅力を感じる。作業は撮影からデザインまで全てデジタルだが、最終形が「モノ」として完結するという意味は大きい。

今回、切替工事などの撮影ではカメラマンとして貴重な体験が出来たが、さらに各工事区間や工事部門の責任者へのインタビューにも同行し、撮影しながら各現場での苦労話なども聞くことが出来た。この工事の特徴のひとつは営業運転している真上で高架化を行うということだ。工事のスピードと安全とのバランス、周辺住民への配慮など、工事を進めるということは、人とのコミュニケーションから始まり、技術的な創意工夫までかなり広範な領域に及ぶ。インタビューを終えてから、街で見かける工事風景もちょっと見方が変わった。


▲5月の上り線高架化に伴う線路の切替工事のフォトルポタージュのページ。一番下の見開きページは京急六郷土手駅付近の切替工事が終わり試運転車輌が通過した直後、明け方の薄明かりの中作業関係者の緊張が安堵に変わる瞬間の空気感漂う写真。


▲実は一番苦労した工事史のページ。各工事区から届く写真と文字データの整理、さらに
言葉の表現の統一、専門用語の意味の解読等々の編集作業に神経を使った。上の写真の左上のグリーンの大きな機械が営業運転をしている電車をまたいで、移動しながら高架橋を作る。

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