2月の壁紙

2009.1.28 Wed

2月の壁紙をアップしました。
以下、オモテの壁紙の被写体の紹介。

LANDSCAPEは杉並にある古い都営住宅。
まだ住んでいる人はいるが閉鎖の張り紙が
遠くない将来取り壊すことになることを暗示している。
しかし、最近の無機的な住宅とは異なり
人が住んでいる匂いは濃厚に漂う。

IMAGE-01の鉄のシリーズは、装蹄教育センターからお借りした
蹄鉄に装着する雪道用のスパイクとそれを入れるブリキの箱。
昔の馬は生活の中で使われていたので、
雪道で滑らないように蹄鉄にもスパイクを付けたらしい。
戦時中の物らしく、箱の錆方に味があって、思わず借してくださいと言っていた。
固く閉まった蓋を開けたら、中身のスパイクがこぼれ落ち、それをそのまま撮影。

IMAGE-02、BROKENシリーズは最近めっきり使わなくなった鉛筆。
「筆を折る」というのは作家達が文筆活動を
やめることの例えとして使われるが
鉛筆を折るという行為は、だいたいが生活臭い。
僕が鉛筆を使っていたのは子供の頃が多かったせいかもしれないが、
大抵は親や先生に叱られたりして、悔しくて折ったりしたものだ。
デザイナーになりたての頃も使っていたが、最近は全く使う機会が減り
あえて使おうと思わなければ、必要がなくなってしまった。
鉛筆でラフスケッチやレイアウト指定をしていたことが嘘のようだ。
写真の鉛筆は昔勤めていた会社で、
ほとんど使われなくなって眠っていた鉛筆の中の1本。(懐かしい消しゴム付き)
さっそく悔しいことを思い出して折ってみたら、意外にあっさりと折れた。
鉛筆は悔しさに耐えながら折ると、いい感じの折れ方をする。
しかし、折った鉛筆に敬意を表して、今月のBROKENの文字は鉛筆の手書きです。
今ならば「鉛筆を折る」というのは、アナログを断つことに使えそうだ‥‥。

CALENDAR-01の道具シリーズは先月に続き、
スタッフの鍛冶屋だったお爺さんが作った道具のコテ。
機能のみを追求した形が潔い。

CALENDAR-02は関係シリーズ、今月のテーマはSOFT&HARD。
SOFT&HARDと言えば、コンピュータ関係を連想するが
あえてそのまま、美濃輪の和紙と石ころの組み合わせで素直に表現してみた。
和紙と石の組み合わせは何となく様になる。


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